張継科vs朱世赫

男子ワールドカップ2011準決勝、張継科vs朱世赫の動画です。

この大会で優勝する張継科ですが、異次元の強さ・・・。

水谷選手は持ち上げるのがやっと、ボル様ですら必死こいてドライブしていた朱世赫のカットを、易々と打ち込んでいますorz。

スゴ過ぎる張継科ですが、まずレシーブが完璧。3位決定戦ではレシーブに定評のある「あの」水谷が3球目攻撃を喰らいまくっていましたが、この試合ではほとんどそれを許していません。

カット打ちも、馬龍はぶん回して薙ぎ倒すようなドライブですが、張継科はかなりコンパクトに鋭く振っています。ほとんど同じフォームから、入れに行くつなぎのドライブとグッと伸びる決め球ドライブを打ち分けてます。インパクトするまで、どんなボールが来るかわかりません。

しかも、台との距離が一定だと対応しきれない、つなぎ球&決め球の絶妙な威力の差。超絶守備力を誇る朱世赫が、ほとんど粘れないとは・・・。

世界選手権後の王国のインタビュー記事で、「今年の超級では同じチームでプレーしていたので、(朱世赫の)手の内はよくわかっている」「彼が試合に出るたびにプレーを細かく観察してきたし、カットの変化やコースについても正確に把握できるようになった」と発言してましたが・・・。

2年前に対戦した時とはまるで違う、横綱相撲の試合内容。その言葉に偽りはないようです。

ラストの1球も、朱が呆然として思わず手を広げるスーパーカウンター。もう言葉が無いですね。

Table Tennis - World Cup 2011, Men's Singles Semi Final
Zhang Jike (CHN) vs. Joo Se Hyuk (KOR)



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コメント(10)

高弾性ラバー :

す、凄まじい・・・・その一言に尽きる

影虎 :

張継科とボルの差は体幹の強さでしょうか?
ループ系の回転量はそれほど差はないと感じましたが、パワードライブに差がありますね!
回転が豊富でスピードの早いスマッシュの様なドライブは世界トップクラスです。それに試合巧者です!年間グランドスラムもあるかもしれません?

PK :

セットカウントは4-0でしたが、朱のプレイは悪く無い…というか、張が強過ぎですね。張は一見コンパクトなスイングに見えて、実は回転半径が大きい強打を連発してます。コンパクトに見えるのは中国選手にしては?綺麗なフォームで且つスイングスピードと戻りが驚異的に速いからか…?単に回転だけ/スピードだけ、のドライブなら朱も対応出来るかもしれませんが、回転+スピードがどちらもハンパ無いのでしょうね。世界選手権でユニフォームを破って上半身も見ましたが、まぁ太ももも凄い筋肉ですよね。この身体でパワーは勿論、テクニシャンでもありますし、フットワークも良い。穴が無いですね。

himagine :

最後の球 やばい 笑
彼はもはや異次元ですね。

ウルトラカーボン :

あそこまで違うドライブをほぼ同じように打てるなんて・・・
どうやってるんですかね・・・

5296 :

体つきをみていてあまりボルや水谷と変わらない気がするんですけど
やはり中国ラバーだともちあげやすいんですかね・・・

トマト :

>5296

たぶん水谷選手とはパワーが違うと思いますが、体ならボル選手は劣らないと思います。てか、体が無いとおそらく今の中国相手には勝てないかと・・・。

中国ラバーだからというわけでなく、おそらく単純に水谷選手、ボル選手より強いからだと思います。

つぶつぶ :

>himagine

朱世赫は追いつめられると打つ傾向があるので、狙ってたのでは?

Anonymous :

完璧ですね。
この強さはまぐれとか偶然調子が良かったとか相性とかのレベルじゃないですね。
もはや全てわかりきってた感じがしました。

卓球王 :

中国ラバーは粘着性だからボールを持ち上げやすい面もあるのですがそれにしても張継科のカット打ちや戦術は見事です

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