丁寧vs劉詩ウェン

オーストリアオープン2011女子シングルス決勝、丁寧vs劉詩ウェンの動画です。

8月にひざの半月板損傷で戦線離脱した劉詩ウェン。前節のハーモニー・チャイナオープンも欠場していましたが、復帰第一線で決勝進出。ここまでにカットの石垣優香を一蹴し、ウクライナのペソツカ、我らが日本の福原愛、世界ランク1位で第1シードの李暁霞を沈めてきています。

世界チャンピオン・丁寧も、前節チャイナOPに続いての決勝。ルクセンブルグのペン粒、倪夏蓮が武楊を沈めて?!準々決勝まで勝ち上がっていましたが、その快進撃をストップ。シンガポールの王越古を降し、この対戦です。

試合は劉詩ウェンが超高速ラリーで押し込んでいるのですが、丁寧が抜群の身体能力をみせ凌ぎ切ってしまう場面がしばしば。

動きの無駄のなさ、両ハンドの威力、打点の早さ、コース取りのよさ・・・全て劉がやや上を行っているように見えるのですが、それでも最後に点を取るのは丁寧。このへんのプレーは驚異的です。

最後は劉詩ウェンが精神的に負けモードに入ってしまいましたが・・・モスクワ大会でも指摘されたように、技術的には世界トップでも、メンタル面に脇の甘さがあるのかもしれないですね。

Austrian Open 2011, Women's Singles Final
Ding Ning (CHM) vs. Liu Shiwen (CHN)



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コメント(7)

ドライブ主戦カットマン :

劉詩雯の神的な球のコースと威力!
しかしそれを体勢を崩しつつもしっかり入れてくる丁寧!
さすがですね
余談ですが女子選手は後陣になると上手く凌げないようですね
男子選手のようにロビングで凌ぐ技術を練習してもいい気がするんですが・・・
何故ですか?
筋力とかの関係ですか?

ゆめぎわ :

丁寧のドライブは凄いですね。中陣からでもあの威力のドライブを打てる女子選手はなかなかいないのではないでしょうか?
とにかく、好ラリーが何度もあったので非常に見応えのある試合でした!
後、以前から気になってるんですが、プロがラブゲームでセットを取らないのはやはりモチベーションを下げないためなんでしょうか??

ロビングマン :

確かに女子は後陣で簡単にミスをしてしまうケースが多く見られますね。ヨーロッパの選手は比較的後陣で粘りますが…。
しかし前陣でのピッチの早いラリー戦も見ごたえがあります!

影虎 :

劉詩雯、前陣での攻守は世界1でしょうが、前陣から中陣に下げられれば丁寧に遊ばれてしまいます。前陣では二次元的な要素が強く、中後陣では三次元的な身体能力と動体視力が必要になります。強烈な回転のドライブは沈む、伸びる、高く跳ねるなど、そのボールに対応する能力はそうとう高くなければなりません!
今回の試合は総合的な面で丁寧が一枚上だったと・・。劉詩雯は丁寧相手には、例えば、何志文のような曲者の試合運びができれば流れを変えることができるでしょう?

るちたん :

世界卓球では丁寧が佳純ちゃんに対してロビングでしのぐ場面がありましたね。
できないわけではないと思うのですが、ロビングに頼るようになると、前陣からすぐに下がってしまう癖がつくので、あえて練習しないようにしているのかも・・・なんて推測してます。
水谷選手はなまじロビングが上手なために、押し込まれやすくなっているように見えます。

ドルクス :

中国選手は皆フォア面に中国製粘着ラバーを使っているのでしょうか?劉シウェン選手もテンションラバーを使ったほうが球速が増していいのではないでしょうか?(NTが用具を指定しているのかもしれませんが)

影虎 :

ドルクスさんの言うように、劉シウェン選手のプレーは中国製粘着ラバーでなく日本製もしくはドイツ製のラバーのほうがスタイルに合っていると思います。NTが用具を指定しているのかもしれませんね?

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