無名の強豪選手in世界卓球モスクワ

世界卓球モスクワ大会、予選リーグも終了し、いよいよ本戦トーナメントに突入しましたが・・・

トップ選手たちの華々しい活躍の裏で、メディアにはなかなか登場しない無名の強豪選手達が、アップセットを起こしています。

まずはベラルーシのエフゲニー・シェチニン。今では非常に珍しくなった、何本でもカットで返しまくる純粋な鉄壁カットマンです。拾って拾って拾いまくり、世界ランク32位の高礼澤(コ・ライチャック)を沈めました。時折入れる、横回転のカットが独特です。

次は北朝鮮の日本式ペンドラ、リ・チョルグク。北京オリンピックでのガルドシュとの死闘を覚えている方もいるかもしれませんが、世界ランク8位のサムソノフを3-1で沈めました。金擇洙そっくりのプレーをしますが、鉄壁のバックショート、フットワークを生かしたフォアドライブ・・・スゴイです。

もうひとつ、チェコのシモンチク。恵まれた体格を生かして、ものすごい切れ味の両ハンドドライブを放ちます。が、パワーヒッターであるにもかかわらず、プレーが非常に柔らかい・・・。柳承敏を圧倒した試合は、圧巻でした。チェコの5番手扱いですが、近い将来エースのコルベルに取って代わるのでは。

さらには・・・ペン表速攻、スペインのカンテロ。劉国梁スタイルの速攻プレーで、松健をストレートで沈めてみせました。

このなかで、世界ランク100位以内に入っているのは・・・シェチニンだけが、かろうじて97位。いや~、世界はまっこと広いですねぇ。そして、鉄壁カット、日本式ペンドラ、表速攻・・・まだまだ可能性があるってことですね!

シェチニンvs高礼澤


リ・チョルグクvsサムソノフ


シモンチクvs柳承敏


カンテロvs松平健太


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コメント(10)

※ :

シェチニンは欧州選手権でベラルーシが優勝したときの立役者だったから無名というほどでもないような。

シモンチク(訂正前:シモニック)は08広州で初お披露目だった割に王皓と良い試合をしたし、横浜では丹羽のシングルス予選での対戦が記憶に新しいところ。

左中ペン表 :

シェチニン選手、いいですね~。
欧州選手権では陳衛星選手と
鉄壁系+攻撃系のカットペアでダブルスも制したんですよね、確か。
ブロック得意の高礼澤選手には、さぞやりづらい相手であったかと・・・

表ペン :

カンテロいいですね。
見習いたいと思います。

それにしても、これで283位とは・・・
驚きです。

松平サーブ自重 :

カンテロ
イケメンだなぁ

hain :

シモニック選手はプリモラッツの豪快さと、コルベルのしなやかさを併せたようなタイプですね。またバックの居合い抜きの精度・威力が素晴らしい。これは恐ろしい選手がいたもんだ・・・。

ララ.レモン :

カンテロ選手、とてもいいと思います。

himagine :

シモンチクは剛と柔を併せ持った選手ですね。
彼のような選手が世界ランキング上位を脅かす姿が楽しみです。

高弾性ラバー :

帰化選手以外にヨーロッパでペンでしかも表速攻とても珍しいと思いました。カンテロ選手はだれに教えてもらっていたのでしょうか。         

masa :

リ・チョルグク選手、しってます!テレビで、水谷選手がハンガリーのヤカブ選手と戦っている時、隣のコートのリ選手がちらちら映って、「誰だこの日ペン選手?」って思ってました!ゼッケンに「P** 3」(ピントが合ってなくて読み取れなかった)と書いてあるっぽいので、「ポーランドかどっかの3番手帰化選手かな」とおもってたら、北朝鮮の選手だったんですね。

キムソンヒ :

リチョルグク選手まじでキムテクスっすね!完成度だったらユスンミンより上かもしれませんね

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