ダブルス

郭躍/李暁霞vs福原愛/石川佳純

プロツアーグランドファイナル2011女子ダブルス決勝、郭躍/李暁霞vs福原愛/石川佳純の動画です。

郭躍/李暁霞はご存知、世界選手権'07ザグレブ2位・'09横浜優勝・'11ロッテルダム優勝・・・の女子の世界最強ペアです。この大会では初戦で香港の姜華君/帖雅娜、準決勝でシンガポールの王越古/リ・ジャウェイを順当に沈めています。

方や我らが福原/石川。初戦で台湾の鄭怡静/黃怡樺をストレートで下すと、準決勝は韓国の石賀浄/梁夏銀を4-1。

この試合、福原/石川が素晴らしいプレーを披露しています。主に福原が前陣にべったり張り付きスマッシュとナックルのゆるいバックブロックを交えた速攻、石川が半歩下がって両ハンドのドライブ攻撃・・・。何度もノータッチで相手を抜き去っています。

が、郭/李ペアの強いこと・・・。中陣が主戦場のようですが、前でももちろん戦えますし、簡単には抜かせず、少しでも甘い球はどこからでもズドンと一発で持って行ってしまいます。

日本ペアはファインプレーでしか点を取れない感じですが、しかしこれだけそのファインプレーを連発させるのも素晴らしいですね。

ナイスゲームです。

Pro Tour Grand Finals 2011, Women's Doubles Final改行 Li Xiaoxia / Guo Yue (CHN) vs. Kasumi Ishikawa / Ai Fukuhara (JPN)


馬琳/張継科vs王皓/馬龍

プロツアーグランドファイナル男子ダブルス決勝、馬琳/張継科vs王皓/馬龍の動画です。

8月のハーモニ・チャイナオープン決勝9月のオーストリアオープン決勝と同じ顔合わせの、この決勝戦。

10月のスウェーデンオープンで馬琳/王皓、馬龍/張継科と組ませて共に早期敗退してしまいましたから、結局と言うかこの形に戻ったのでしょうか。超級での活躍から許シンも五輪代表候補に・・・なんて考えましたが、3人目は馬龍か馬琳かってとこまで絞りこまれてるのかな?

この試合、4人共にあまり闘志を前面に出さず淡々と進みますが、さすが世界ランク中国トップ4、技術レベルの高さはケタ違いです。馬琳の台上や前陣での捌き、王皓・馬龍のパワードライブ、張継科のバックハンドetc、見所はたくさんですね。

最終ゲームの最後までもつれるのですが、7ゲーム中ジュースが2ゲーム、11-9が2ゲームという大接戦。

スゴイです。

Pro Tour Grand Finals 2011, Men's Doubles Final
Ma Lin / Zhang Jike vs. Wang Hao / Ma Long


ゴーズィ/ロビノvs林高遠/呉家驥

世界ジュニア2011男子ダブルス準決勝、ゴーズィ/ロビノvs林高遠/呉家驥の動画です。

第2シードの中国ペア、両面ペンドラの呉家驥と、左シェークの林高遠。前回大会シングル3位・2位の優勝候補ですが、この準決勝まで格下相手に、スコア的にやや危うげな試合で勝ち進んでいます。イマイチ相性悪いのかな?

フランスペアは、昨年度準優勝。この大会のシングルスでも両者好成績を挙げていて、好調のようです。

この試合、実力的には両者ほぼ互角であろうと思いますが、中国ペアに硬さが見られます。凄いプレーで得点したかと思うと、ミスで簡単に点を落としてしまったりと・・・。どうも、呉・林ともにメンタル面で安定していないようです。

逆にフランスペアは声もよく出て、勝負どころでファインプレーも飛び出すなど乗ってる様子。準々決勝での台湾ペアとの試合で起こったハプニング・・・あれを乗り越え逆転勝ちしたことからみても、精神面の強さが伺えます。

WJTTC Boy's Doubles Semi Final
Simon Gauzy / Quentin Robinot (FRA)vs
                 Gaoyuan Lin / Jiaji Wu (CHN)


宋鴻遠/鄭培峰vsゴーズィ/ロビノ

世界ジュニア2011男子ダブルス決勝、宋鴻遠/鄭培峰vsゴーズィ/ロビノの動画です。

フランスペアは2年連続の決勝進出。昨年は丹羽/町ペアに敗れ準決勝でしたが、今年は・・・。

対する中国は、前回大会シングル優勝の宋鴻遠と、両面ペンドラの鄭培峰。準決勝で丹羽孝希/吉村真晴を一蹴しています。

鄭培峰、団体では3番手起用で日本の村松くんに惨敗、今ひとつ印象が薄かったのですが、ダブルスはメチャクチャ巧いですね。ガツガツ打っていくタイプではないですが、台上の巧さ・ミスの少なさ・つなぎ球の巧妙さetc、素晴らしい。

ゴーズィ(38番の方)、ロビノ(37番の方)共に大きなラリー戦で力を発揮するタイプ。準決勝で中国の林高遠/呉家驥を沈めたのは、林&呉も中陣からのラリー戦を志向するタイプなので、得意の土俵に持ち込めたからなのではと思いますが、この試合では鄭培峰に巧みに振り回され、力を発揮できていません。

鄭培峰、さすが前回大会シングル3位・同戦型の呉家驥を押しのけ団体戦に起用されただけのことはあります。

WJTTC Boy's Dubles Final
Song Hongyuan / Zheng Peifeng (CHN) vs.
Simon Gauzy / Quentin Robinot (FRA)


王励勤/閻安vs唐鵬/江天一

スウェーデンオープン2011男子ダブルス決勝、王励勤/閻安vs唐鵬/江天一の動画です。

1回戦で岸川/丹羽、準決勝で松賢/張一博と、日本ペアを2つ沈めて決勝進出の中国ペア。

対する香港、第1シードの馬琳/王皓が1回戦でコケてしまったので、ここまで中国と当たることなく勝ち上がっています。

が、それが単にラッキーのみの決勝進出ではないのは、プレーを見ればわかること。この大会で優勝することになる王/閻ペアですが、唯一この決勝戦でフルゲームに持ち込まれています。

鋭いドライブが持ち味の江天一(左利きのほう)が調子よく強打を決めていますが、唐鵬も地味にいいですね。前後への揺さぶりが特に巧みで、中陣で待ち構える中国ペアの間合いを、前に落とすことで上手くはずしています。

最終ゲームは嵩にかかった中国ペアの強打で、ここまでの善戦がウソのように一気に逃げ切られてしまいましたが、ナイスゲームです。

Swedish Open 2011:
Wang Liqin / Yan An (CHN) vs. Tang Peng / Jiang Tianyi (HKG)


王励勤/閻安vs岸川聖也/丹羽孝希

スウェーデンオープンに戻りまして^^。男子ダブルス1回戦、王励勤/閻安vs岸川聖也/丹羽孝希の動画です。

5月の世界選手権で岸川がロンドンオリンピックの出場権を決めて以来、団体でのダブルスパートナーとなるべき「代表3人目」がテストされているようです。

6月のフォルクスワーゲン・チャイナOPでは丹羽、8月のジャパンOPでは吉田海偉、同ハーモニー・チャイナOPでは松健・・・。

結構あからさまに「テスト!」って感じですが(笑)、丹羽とのペアが一番しっくり行っているようで、王励勤/許シンに結構せった試合をしました(逆に松健とのペアが最も成績を残せず、呉尚垠/金珉鉐相手に3ゲームで合計11点・・・)。

この試合でも、優勝することになる王/閻ペアにかなりいい内容。岸川もミスが多めだし、丹羽も中国ペアのフォアドライブを抑えきれていないようでもありますが、打ちぬいている場面もけっこうあり。

特に丹羽のコース取りがスゴイですね。サイド切りを連発する両ハンドのドライブが驚異的です。

最近は水谷を沈めたりしていますし、3人目候補としては頭ひとつ抜けた感じですかね。今後が楽しみです。

Swedish Open 2011
Wang Liqin / Yan An (CHN) vs. Seiya Kishikawa / Koki Niwa (JPN)


王励勤/閻安vs張一博/松平賢二

スウェーデンオープン2011男子ダブルス準決勝、王励勤/閻安vs張一博/松平賢二の動画です。

準々決勝で馬龍/張継科を破る金星を上げた張一博/松平賢二ペア。

張一博、レシーブが非常に巧いですね。得意のバックブロックは今ひとつ不発気味でしたが、コース取りの巧さと相まって、強打の松賢を活かしている感があります。世界選手権ベスト8ペアの実力、さすがです。

で、準決勝の相手は王励勤/閻安。初めて見るペアリングですが、これまた強し・・・。

閻安はもともとラリー戦に強くフォア強打で攻め込む選手ですが、大先輩と組んだこの試合では、わりとチャンスメークに徹しているよう。

で、王励勤。全盛期の勢いを失っているとはいえ、さすがに鬼強いですね。台上・前陣・中陣お構いなし、どこからでも強烈な強打を広角にぶち込んできます。特に第5ゲームは全開、手が付けられないような当たりです。

中国は誰が誰と組んでも優勝をさらって行きますが・・・この大ベテラン&これからの若手ペアも、これまた強力です。

Swedish Open 2011, Mne's Doubles Semi Final
Wang Liqin / Yan An (CHN) vs. Chan kazuhiro / Kenji Matsudaira


パスカウスキーン/ファディーワvsサマラ/ドデアン

ヨーロッパ選手権女子ダブルス決勝、パスカウスキーン/ファディーワvsサマラ/ドデアンの動画です。

ルーマニアペア、左利きがエースのサマラ、右利きがドデアンです。団体で素晴らしいプレーを披露していましたが、ダブルスも堂々の第2シード。準々決勝でドイツのウー/イヴァンカン、準決勝でハンガリーのポータ/トートと、名の知れた強豪を連破し、勢いに乗っています。

相手は国際ペア。準決勝で優勝候補のオランダペアを沈めています。ピンクのユニの選手が、リトアニアのパスカウスキーン。WR85位ですが、この大会でシングル王者となったリー・ジャオ相手に過去1勝1敗ですから、なかなかの選手かと。相方の赤いユニの選手はロシアのベテラン、ファディーワ。現在のWR89位ですが、ベテランらしい落ち着いたプレーが光ります。

試合はルーマニアペアがラリーを支配し、2ゲームを先行。特に第2ゲームのプレーは圧巻です。サマラのプレーは、女ティモ・ボルという感じですね。

第3ゲームも勢いをそのままに、スーパープレーで10-6とゲームポイントを握りますが、初の決勝という大舞台で優勝が目の前にちらついたか・・・。

10-7でパスカウスキ-ンがレシーブをノータッチエース。これで流れが変わってしまいましたね。ここから崩れるルーマニアペア。ともに凡ミスが多くなり、逆に国際ペアが勢いづいていきます。サマラ&ドデアン、まだ若し。

若手ペアも食い下がりますが、終盤になると競い合いでミスを犯し、逆に攻め込まれて守勢に回ってしまいます。

個々の実力では明らかにルーマニアペアが上回っていましたが、1+1が1になったり3になったりするのがダブルスの怖さ。それをまざまざと見せ付けられた感じです。

European Table Tennis Championships, Woen's Doubles Final
Ruta Paskauskiene (LTU) / Oksana Fadeeva (RUS) vs.
Elizabeta Samara / Daniela Dodean (ROU)


フレイタス/ガシナvsシバエフ/スカチコフ

ヨーロッパ選手権男子ダブルス決勝、フレイタス/ガシナvsシバエフ/スカチコフの動画です。

ロシアの若手ペア、シバエフ/スカチコフ。フランスのマテネ/ルベッソン、スウェーデンのカールソン×2、そしてカラカセビッチ&トキッチを沈めて決勝に進出しました。

金髪で右ヒザにサポータをつけている方がシバエフ。台上の攻撃がうまいですね。どちらもラリー戦に強く、両ハンドの威力があります。

相手はポルトガルのフレイタスと、クロアチアのガシナの国際ペア。オールラウンダーのフレイタスと、フォア強打を持ち味とするガシナ、連携も良く息が合ってます。

前よりでプレーするガシナと、中陣が主戦場の左利きフレイタス、戦型という点から見てもいい組み合わせです。

試合は大きなラリーが中心になりますが、フレイタスのプレーが光っています。派手なドライブをぶっ放つわけではありませんが、実にいいコースにドライブを送りチャンスメークしています。

逆にロシアペアは少し硬くなっているのか、ミスが見られますね・・・。

結果はストレートでフレイタス&ガッシーがロシアペアを振り切り優勝。ナイスゲームです。

European Table Tennis Championships, Men's Doubles Final
Andrej Gacina (HRV) / Marcos Freitas (POR) vs.
-Alexander Shibaev / Kirill Skachkov (RUS)


オーストリアオープン男女ダブルス決勝

オーストリアオープン2011、男女のダブルス決勝動画です。

女子は、丁寧/李暁霞vs武楊/范瑛。武楊范瑛、女子最強チョッパー2人がダブルスを組んだとは・・・。

初戦でシンガポールのリ・ジャウェイ/王越古、2回戦で第2シードの藤井/若宮ペア、準決勝では国際ペアのパブロビッチ/ガニナと、すべての試合をストレートで切り倒しています。

初めて見るペアリングですが、ダイジェスト動画を見るかぎりでは、意外にも武楊が守備を固め范瑛のほうが打ちに行っているよう。もう少し試合慣れしたら恐ろしいペアになりそうな・・・。

男子は王皓/馬龍vs馬琳/張継科。第1シードと第2シードが順当に勝ち上がりましたが、前節のハーモニ・チャイナオープンに続いての対戦。王馬ペアは、我が日本の張一博/松賢、上田/軽部を打ち抜いて決勝に進出しています。

Austrian Open: Men's and Women's Doubles Final


馬琳/張継科vs王皓/馬龍

ハーモニ・チャイナオープン2011男子ダブルス決勝、馬琳/張継科vs王皓/馬龍の動画です。

五輪出場が決まっている張継科と王皓を分け、ベテラン+若手のペアを編成・・・ロンドンへのテストかと穿った見方をしてしまう組み合わせですね^^。

試合はフルゲーム、実力差は殆ど無いように見受けられます。

が、全体を通してみると、馬琳の巧さが際立っているよう。特に馬龍のミスを誘うのがうまい・・・。怪我が多いという不安要素はありますが、ここぞという場面での安定感は、余人を以て代え難いのでは。馬琳、ロンドンの団体メンバーに入ってくるでしょうかね・・・。

ちなみに我が日本勢は、岸川/松健(岸川/吉田についで、やはり組んできましたね)、吉田/丹羽ペアが、それぞれ韓国・シンガポールペアに1回戦で破れています。

この試合、4人中3人がダブルスの世界タイトル獲得者、さすが鬼のように強いです。この面子なら、誰が誰と組んでもメダルが取れそうですね(笑)。

Harmony 2011 China Open,Men's Doubles - Final
Ma Lin / Zhang Jike (CHN) vs. Wang Hao / Ma Long (CHN)


岸川聖也/吉田海偉vsゴーズィ / フロール

ちょとプレイバックしますが、今年のジャパン・オープンのダブルス2回戦、岸川聖也/吉田海偉vsゴーズィ / フロールの動画を。

結果はご存知通り、中国の林高遠/呉家驥のジュニアペアが、この岸川/吉田や松健/丹羽を沈め優勝します。

で、岸川/吉田とは珍しい組み合わせですが・・・ロンドン五輪を睨んでのテストでしょうか。

団体戦での『水谷シングル2点起用』は堅いでしょう。もうシングル一本に集中しているように見えますし。方や岸川選手は、世界選手権やブンデスリーガなどでダブルスの実績十分。さすれば代表3人目は岸川選手とダブルスの相性が良いことが条件になりそうですが、これはそのテスト第1弾?

吉田選手のプレーは足も動きドライブも走り、素晴らしく見受けられますが・・・ダブルスの相性という点ではどうでしょうorz。特にプレーの相性のみならず、メンタル面の相性がどうかなのな・・・。

次のメジャー戦は8月24日開幕の、Harmony 2011チャイナオープン。今度は岸川選手、誰と組んでくるでしょう。

ITTF Pro Tour, Japan Open 2011,
Seiya Kishikawa / Kaii Yoshida (JPN) vs. Simon Gauzy / Tristan Flore (FRA)


馬琳/ハオ帥vs方博/宋鴻遠

超級リーグプレーオフ準決勝、浙商銀行vs山東魯能・中電装備の第2戦から、3番ダブルス・馬琳/ハオ帥vs方博/宋鴻遠です。昨日の動画、馬琳がどこか痛めたように見えましたが、こうして元気に(?)ダブルスに出ているところを見ると、問題なかったようですね。

で、'09'10世界ジュニアチャンピオンの方博&宋鴻遠。どちらもパワーで捲る系の選手。国家1軍の重点強化選手から金星を奪い、実力をアピールするチャンスですが・・・。

中国国家隊の中でも1・2を争う技巧派の馬琳&嚇帥。どちらも超絶テクニックと抜群のボディーバランス、打球コースが読めません・・・。

第1ゲームの競い合いで、馬琳・ハオ帥にプレーを「見切られて」しまった感のある若手ペア。得意のラリー戦に持ち込む前にミスをさせられてしまいます。

特に方博、1番でボルを破る好調ぶりを見せましたが、その影が微塵も見られないようなプレーぶり。ベテランペアの巧さが際立つ試合です。


郭躍/李暁霞vs丁寧/郭炎

世界卓球ロッテルダム大会女子ダブルス決勝、郭躍/李暁霞vs丁寧・郭炎の動画です。

現世界ランク1位~4位の揃い踏み、しかもこの4人全てが世界選手権シングルスの決勝を経験しているという強者ぶりです。さらにさらに、2年前の横浜大会と同じカード・・・。

この2年、彼女らに劉詩ウェンを加えた5人を中心に、女子の卓球界は回ってたということの証左ですね。

試合は一進一退、互角の攻防が続きます。ダブルスとは思えない超ハイピッチのラリー。しかしこういう展開になると、長くペアを組んでいる郭・李の連携のよさが強みに。

これで郭躍・李暁霞は世界選手権ダブルス2連覇。幼なじみというこの2人の息の合ったプレー、まだ数年は敵なしの状態・・・なのではないでしょうか。

WTTC 2011, Women's Doubles Final
Li Xiaoxia / Guo Yue (CHN) vs. Ding Ning / Guo Yan (CHN)


馬龍/許シンvs馬琳/陳杞

世界卓球ロッテルダム大会男子ダブルス決勝、 馬龍/許シンvs馬琳/陳杞の動画です。

馬琳/陳杞は2004年アテネオリンピック金、2007年ザグレブ大会優勝の名ペア。若手トリオの一角、馬・許の挑戦を受けますが・・・。

馬龍・許シンのペア、恐ろしく強し。前にいては強烈なカウンターをみまい、下がっても超絶パワードライブで押しまくり・・・。

特に許シンのプレー領域の広さが驚異的です。どんなに広角にドライブを打たれても中陣からカウンタードライブしてくるあたり、人間を超越してます。

馬・陳ペアも世界チャンピオンに値する素晴らしいプレーをしていたと思いますが、若手ペアはその上を行っていました。

2年ほど前に、初めてこの2人がダブルスを組んだ時、「今後中国卓球のエースダブルスになる」と思ったものですが、とうとう世界チャンピオンにまで上り詰めてしまいましたか。

シングルは張継科が優勝、ダブルスはこの馬龍&許シン。中国の新世代トリオがベテランから金メダルをさらっていったこの大会、まさに世代交代を象徴するような世界選手権でした。

WTTC Men`s Doubles Final
Xu Xin / Ma Long (CHN) vs. Ma Lin / Chen Qi (CHN)


呉尚垠/李廷祐vs李尚洙/丁祥恩

スペインオープンに戻りますが・・・男子ダブルス決勝、呉尚垠/李廷祐vs李尚洙/丁祥恩の動画です。

呉尚垠/李廷祐の韓国ベテランペア、第1シードの松健/丹羽を4-2沈めて決勝に進出しています。

方や韓国若手の李尚洙/丁祥恩。李尚洙(赤いユニフォーム・背がやや高めの方)はここ1年ほどでプロツアー2度優勝のホープ。丁祥恩も2007年の世界ジュニアチャンピオンです。キビキビした動きで強烈な両ハンドを連発、強いです・・・。

呉尚垠/李廷祐、恐れを知らぬ若手の攻撃にかなり苦しんでいます。最終ゲームの最後の最後まで強気で打ち合いを挑む李・丁、非常にスリリングな試合です。

画質はあまりよろしくないですが、スローモーション映像が多いので参考になる面も多いかと思います。

Spanish Open 2011, Men's Doubles Final
LEE Jung Woo KOR / OH Sang Eun (KOR) vs. JEONG Sang Eun KOR / LEE Sang Su (KOR)


李暁霞/郭躍vs郭炎/丁寧

カタールオープン2011女子ダブルス決勝、李暁霞/郭躍vs郭炎/丁寧の動画です。ちょっと前にプレイバックですが^^。世界選手権横浜大会決勝のカードが再現です。

幼なじみの李・郭ペアは非常に息が合っています。対する郭・丁ペアもベテランが若手を引っ張り、いい味を出してます。

試合は前陣での激しいラリー戦、超ハイレベルですね。普通ならノータッチで抜けるようなボールも、何気にリターンしてしまうところが凄すぎます。

特に郭躍が、非常に巧し。以前よりかなり技のレパートリーが増えたのでは?

2011年3月の世界ランキングは、この4人でベスト4独占。まさに女子世界トップの試合ですね。

Qatar Open 2011, Women's Doubles Final
Li Xiaoxia / Guo Yue vs. Guo Yan / Ding Ning


馬琳/張継科vs王励勤/許シン

UAEオープン男子ダブルス決勝、馬琳/張継科vs王励勤/許シンの動画です。

前節カタールオープン決勝と全く同じカード。そのときは王・許ペアが打ち勝っていますが、今回はどうか・・・。

馬・張ペアは、第2シードの王皓/馬龍を破っての決勝進出。1回戦ではロッテルダム大会日本代表の松平賢二/張一博ペアを沈めています。

王・許ペアは以前超級リーグで長く組み抜群の成績を残していますから、コンビネーションの点から相当に有利かと思いますが・・・。

さすがは馬琳、ダブルスが巧いですね。張継科もいいプレーをしています。勝負は最終ゲームまでもつれこみ、最後まで一進一退のシーソーゲームに。

トンデモラリー続出の試合です。

UAE Open
Ma Lin / Zhang Jike (CHN) vs. Wang Liqin / Xu Xin (CHN)


松平/石川vs水野/梶本

全日本選手権混合ダブルス準々決勝、松平/石川vs水野/梶本の動画です。

共に「天才」と称される松平/石川のペア。もちろん優勝候補筆頭ですが、一昨年準優勝の水野/梶本ペアもかなりのモノですね・・・。水野選手の台上プレーなど実に見事です。

どのゲームも競ってますが、水野/梶本ペア、あと一歩が遠し。第3ゲームなど10-5と大量リードでゲームポイントを握りますが・・・。

松健・石川両選手も、まだ今ひとつミスが多い感じです。大会3日目、まだ調子はピークに来ていないようで。

準決勝の相手は塩野真人/亀崎遥のカットマンペア。攻撃型相手には抜群に強い松健/石川ペアですが、カットマンとなるとどうでしょうか。

楽しみな対戦ですね。


金璟娥/朴美英vs姜華君/帖雅娜

プロツアーグランドファイナル女子ダブルス決勝、金璟娥/朴美英vs姜華君/帖雅娜の動画です。

世界3位、韓国の鉄壁チョッパー・金璟娥&朴美英。いや~、拾いまくりますねぇ。石川/福原ペアを下した姜華君/帖雅娜も、打っても打ってもリターンされ、次第に弱気に・・・。

会場の雰囲気に飲まれてしまった・・・というのもあるでしょうが、チャンスボールをつないでしまったり、凡ミスをしてしまったりと、完全に術中に嵌ってしまった感があります。

韓国ペア、プレー領域が完全に重なっているのに、動きや連携も見事です。長くペアを組んでいるだけに、熟練してますね。

1回戦でシンガポールの馮天薇/王越古を沈め、2回戦ではリ・ジャオ/リ・ジエの中国帰化ペアも下しての優勝。第1シードの貫禄を見せ付けました。

Pro Tour Grand Final
Park Mi Young / Kim Kyung Ah (KOR) vs. Jiang Huajun / Tie Yana



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