その他選手

高木和卓vs松平健太

男子シングルス6回戦、高木和卓vs松平健太の動画です。

オーストリアオープンで水谷選手に完勝し、アジア競技大会で馬龍に迫った松健選手。打倒水谷の一番手と目されていましたが、伏兵・高木和選手に敗れました。

絶対に優勝したいと語っていた松健選手、気負いがあったのででしょうか。サーブ・レシーブで先手が取れず打ち合いでもミスが出て、無念の敗戦。高木和選手の迷いのない思い切った攻撃の前に、受身に回ってしまったように見受けられます。

逆に高木和選手は見事でしたね。ここ数年目立った活躍がありませんでしたが、松平兄弟を続けざまに沈め、水谷選手からもゲームを奪う大活躍。

世界選手権ロッテルダム大会の代表枠、自力で奪取できるのはあと2つでしたか。この調子で行けば高木和選手、日本代表返り咲きも十分視野に入っているのではないでしょうか。

All Japan Table Tennis Championships,
Taku Takakiwa vs. Kenta Matsudaira


藤沼亜衣vs若宮三紗子

JTTLファイナル4、日本生命vs日立化成の藤沼亜衣vs若宮三紗子戦の動画です。

若宮選手は世界卓球2011ロッテルダムの女子日本代表選考会で優勝、非常に勢いのある若手選手です。中学で全日本カデット、高校でインターハイ、大学で全日本学生と、年代ごとに着実に全国制覇をしている逸材、シニアとなった全日本でどこまで成績を伸ばしてくるでしょうか。

この試合は選考会のちょっと前のものですが、フォアハンドが強いですね。女子選手に多いピッチで攻めるタイプではなく、球威で押していくタイプのように見えます。

方や藤沼選手は、昨年の全日本準優勝。何度も世界選手権の代表になっている日本のトップ選手です。バックハンドが鋭いですね。全日本の決勝で敗れること2度。今年は第1シードですが、3度目の正直で初優勝なるでしょうか。

JTTL Final 4,
Ai Fujinuma vs. Misako Wakamiya


大矢英俊vs木方慎之介

JTTLファイナル4決勝。東京アートvs協和発酵キリン2番の試合、大矢英俊 VS 木方慎之介の動画です。

ベテランvs若手・後陣でのしのぎvs前陣特攻^^、実に対照的な2人ですね。

白いユニフォームの大矢選手、フルスイングドライブを打ちまくるプレースタイルは、自称の通りまさに「野獣」ですね(笑)。が、何気にブロックも巧かったり・・・。

全日本では去年・一昨年と2年連続ベスト8、その前は2年連続ベスト4。強打で押せ押せタイプでありながら安定して上位に進出してきているあたり、今年の活躍も楽しみです。

木方選手も、「水谷以前」は全日本の優勝候補筆頭格だった選手。今年は順調に勝ち進めばベスト8決定戦で大矢選手と再戦(?)。ベテランの味を見せてほしいですね。

卓球 JTTL 団体決勝
大矢英俊 VS 木方慎之介


張一博vs下山隆敬

去年の年末に行われた、JTTLファイナル4決勝。東京アートvs協和発酵キリン、1番の試合動画です。全日本も近いので、しばらく国内有力選手の動画を。

去年の全日本では水谷隼を追い詰め、ワールドチームカップでも世界ランク1位の馬龍に打ち勝つなど、素晴らしい成績を残している張一博選手。復活した松健とともに、間違いなく『打倒水谷』の1番手でしょう。

前陣での芸術的なカウンタープレー、鬼のように強いです。

方や相手の下山選手も、昨年の全日本はベスト16。学生・社会人のシングルを制した実力者ですので、どこまで上がってくるか。順当に勝ち進めば『ラン決で水谷隼』・・・。番狂わせを起こすことはできるでしょうか。

卓球 JTTL 団体決勝
張一博 vs 下山隆敬


シュテガーvs柳承敏

プロツアーグランドファイナル準決勝、シュテガーvs柳承敏の動画です。

ルンクイスト、アチャンタに勝って準決勝進出の柳承敏。全盛期の動きまくってぶち抜く卓球は面影ぐらいしかないですが、その分巧さを身につけています。

バックショートを多用していますが、なかなかに堅いですね。が、怖さはあまりないかもしれません。特に中盤以降、かなりバックを狙われているようです。

シュテガーは大きなラリー戦を得意とするタイプですが、ツボにはまったときの強さはスゴイ・・・。両ハンドのフルスイングドライブあり、華麗なロビングあり・・・と、古き良き(?)ヨーロッパスタイルを継承した選手だと思います。

華々しい打撃戦、堪能してください。

Pro Tour Grand Final
Bastian Steger (GER) vs. RYU Seung Min (KOR)


徐賢徳vs松平賢二

プロツアーグランドファイナル、U21シングルス準決勝、徐賢徳vs松平賢二の動画です。

松賢、2011年世界選手権ロッテルダム大会の代表選手選考会で優勝したそうですね。

これは選考会前の試合ですが、ううむ・・・フォアドライブが凄い。フォアの威力だけなら、徐賢徳をやや上まわっているように感じます。

方や韓国の徐賢徳、フォアとバックのバランスが非常に良いですね。どちらも威力があり、穴を感じさせません。引き合いに強いですが、前陣ブロックも何気に巧い・・・。

今年のカタールオープンでは許シンに勝っていますから、かなりのものですね。

韓国の若手もまた粒ぞろい、世代交代に成功しつつあるように思います。

Semi Final U21 Grand Finals 2010
Seo Hyun Deok (KOR) vs. Matsudaira Kenji (JPN)


馮天薇vs石賀浄

プロツアーグランドファイナル、女子シングルス決勝の馮天薇vs石賀浄です。

馮天薇は言わずと知れた世界ランク3位・シンガポールのエースですが、相手の韓国の石賀浄も強いですね。

石賀浄は中国からの帰化選手だそうですが、10月のワールドチームカップでは中国の李暁霞を破るなど、このところ急成長中。このグランドファイナル1回戦では、我らが日本の平野選手を沈めています・・・。

前陣でのピッチ勝負もできるし、一歩下がってパワーで打ち抜くこともできると、これはかなり強くなりそうですね。

Pro Tour Grand Final
Feng Tianwei (SIN) vs. Seok Ha Jung (KOR)


柳承敏vsカマル・アチャンタ

プロツアーグランドファイナル準々決勝、柳承敏vsカマル・アチャンタの動画です。

先のエジプトオープンで優勝、急成長中のアチャンタ。抜群の身体能力とボールセンスを持つ選手だけに、正面からの打ち合い勝負になると、あの柳承敏を圧倒しています。

が、巧くかわす術を身に着け始めた柳承敏、特にサーブが効いているみたいですね。いなすプレーをしつつも、勝負どころでは全盛期のようなパワードライブ連打で攻め立てるなど、試合運びの巧さが目立ちます。

アチャンタも勝機は十分にあったと思うのですが、足りないのは完全アウェーの状況でも臆せずに相手を叩きのめそうという気迫ですかね。スーパープレーで得点したかと思えば、凡ミスで得点を献上してしまったりと、やや不安定な感があります。

が、非常に見ごたえのある試合です。フルゲームの熱戦、堪能してください。

Pro Tour Grand Final
RYU Seung Min (KOR) vs. Achanta Sharath Kamal (IND)


宋鴻遠vs林高遠

世界ジュニア男子シングルス決勝、宋鴻遠vs林高遠の動画です。

去年の世界ジュニア3位同士の決勝戦。赤いユニフォームの宋鴻遠は、優勝候補の周雨を沈めての決勝進出。

一方の林高遠も、準決勝で王皓2世の呉家驥に圧勝しています。

プレースタイル的にはどちらも中陣からのラリー戦を得意とするタイプのようです。後半になるにつれ林高遠の調子が上がり、華々しい打撃戦に・・・。

まだジュニア世代、シニアの馬龍や王皓ほどのパワーはありませんが、どちらもフィジカルの強さ、フットワークなど素晴らしいですね。

2010年の世界ジュニア男子シングルスは、ベスト4を中国が独占。やはり強いです・・・。

World Junior Championship 2010, Boys' Singles Final
Song Hongyuan (CHN) vs. Lin Gaoyuan


林高遠vs平野友樹

世界ジュニア団体決勝3番、林高遠vs平野友樹の動画です。

平野選手の動画を見るのは初めてですが、独特のボールタッチですね・・・。バックハンドでのレシーブなど特に。

相手の林高遠は、両ハンドのドライブの威力といいラリー戦での強さといい、鬼です。これでまだ15歳だそうで・・・アンビリーバブルです。

周雨もそうでしたが、最近の中国代表は馬龍のようにパワーで圧倒し去るプレースタイルの選手が中心になっていくのでしょうか。

男子に関しては、中国の強さはやはり図抜けています・・・。

World Junior Championship 2010, Men's Team Final
Lin Gaoyuan (CHN) vs.Hirano Yuki (JPN)


周雨vs吉田雅巳

世界ジュニア団体決勝1番、周雨vs吉田雅巳の動画です。

準々決勝フランス戦、準決勝韓国戦と、相手チームのエースを驚異的な勝負強さで沈めてきた、我らが日本の吉田雅巳。決勝ではトップ起用され、周雨と対戦しました。

前回大会で全種目優勝を成し遂げた中国。絶対王者にどこまで迫れるか・・・。

周雨は、今年のアジアジュニア選手権で優勝している選手。そのときは丹羽君にも勝っています。パワフルなプレーをしますが、特にバックドライブが驚異的ですね。前陣、後陣どこからでもお構いなしにバックハンドの一発ドライブで打ち抜いてしまうプレー、恐ろしい・・・。

勢いに乗る吉田選手がどんな試合を見せてくれるか・・・。

World Junior Championship 2010, Men's Team Final
Zhou Yu (CHN) vs. Yoshida Masaki (JPN)


シュラガーvs岸川聖也

アジア大会は一段落して、チャンピオンズリーグを。シュラガーvs岸川聖也の動画です。

今期はオクセンハオゼンのエース格でプレーしている岸川選手。しっかりと成績も残し活躍しています。

が、この試合のシュラガー選手は調子よさそう・・・。前陣でのカウンタープレー、まだまだ衰えていません。

中陣からのラリー戦になると強い、岸川選手。が、前陣でカウンター主体の攻撃を仕掛けてくる選手には、あまり分が良くないようで・・・。この試合でも前で攻めるシュラガー選手の前に、なかなか得意の展開に持ち込めず、無念のストレート負け。

アラフォーになってもなお強いシュラガー。恐るべし・・・です。

Table Tennsi Europe Champions League
Werner Schlager vs. Seiya Kishikawa


郭躍vs福原愛

アジア競技大会2010、女子シングルス準決勝・郭躍vs福原愛の動画です。

福原選手、バックハンドが冴えてますね。止めてよし、打ってよしのオールラウンドぶり。台上のバック強打もキレていますし、時々びっくりするようなスーパーショットも放っています。

3ゲームを先取し、最終ゲームもスタートダッシュに成功、これは?!と思いましたが、最後に逆転され無念の敗戦。

が、管理人としては攻守の攻防など、決勝の李霞暁vs郭躍よりエキサイティングな試合でした。

準々決勝で王越古を破っての銅。石川選手と組んだダブルス、岸川選手と組んだ混合ダブルスでも銅メダル。個人全3種目でメダルを獲得というのは日本選手としては44年ぶりだそうで、素晴らしい活躍でした。

Asian Games 2010, Women's Singles Semi Final Guo Yue (CHN) vs. Ai Fukuhara (JPN)


李霞暁vs郭躍

アジア競技大会2010、女子シングルス決勝・李霞暁vs郭躍の動画です。

'07世界選手権の決勝と同じカードになったこの試合。

前陣での超高速ラリー、カウンター、ブロック、一発バックドライブ・・・いや~、ハイレベルです。

第1~3ゲームを郭躍が連取し、第4~6ゲームを李霞暁が奪い返すと、最終ゲームは2点以上点差の広がらないシーソーゲームに。息の詰まるような試合を最後に制したのは、李霞暁でした。

意外にも李霞暁にとって、これが初のビックタイトルだそうですね。ここ1~2年若手の影に隠れがちでしたが、存在感を発揮しました。

Asian Games 2010, Women's Singles Final
Li Xiaoxia (CHN) vs. Guo Yue (CHN)


オフチャロフvsバウム

ポーランドオープン2010準決勝、オフチャロフvsバウムの動画です。

ヨーロッパ選手権シングル準優勝、ワールドチームカップでも朱世赫を沈めたりと、このところ昇り調子のバウム。このポーランドOPでもポルトガルのフレイタス、同じドイツのシュテガーを破って準決勝に進出してきました。

相手のオフチャロフは、ドイツのポスト・ティモボルの座を争う若手同士。興味深い対戦となりましたが・・・。

4-0のストレートでオフチャロフが圧勝。レシーブや3球目でよく使っている、浅くて低いループドライブが凄いですね。短く決まったときなど、バウムもカットで返球しようとするのがやっと。この辺のチャンスボールの作り方、先輩のボルによく似ています。

両ハンドのドライブが冴えていて、引き合いでもオフチャロフが優位に立っています。これは・・・強いです。

Polish Open 2010, Semi Final
Dimitrij Ovtcharov (GER) vs. Patrick Baum (GER)


オフチャロフvs笠原弘光

ポーランドオープン準々決勝、オフチャロフvs笠原弘光戦の動画です。 昨日の笠原vsアポローニャの反響が大きかったので^^。

フランスのエロワ、チェコのプロポコフと格上を連破。U21でも中国ジュニアの尹航らを破ってベスト4入りしてます、笠原選手。

が、さすがに連戦の疲れもあるでしょう、アポローニャ戦の時のようなキレが影を潜めているようです。特にオフチャロフのあの独特なサーブに苦しんでいるみたい・・・。先手を取られブロック一辺倒に追い込まれ、打ってもカウンターを喰らってしまう苦しい展開に。

でも、ブロックも何気に巧いですよね・・・。

この大会、一般・U21共に松賢、上田両選手を上回る成績をあげた笠原選手。素晴らしい活躍でした。

Polish Open Quater Final
Dimitrij Ovtcharov (GER) vs. Hiromitsu Kasahara (JPN)


オフチャロフvsサムソノフ

ヨーロッパスーパーカップ準決勝・オフチャロフvsサムソノフの動画です。

両者共にいまいち覇気がないようですが、オフチャロフのプレーが光ってます。足もよく動き、両ハンドの強打がよく決まっています。

ムチャ打ちっぽい強打もしばしば・・・なオフチャロフですが、それでいて結構ムチャな強打の決定率もよかったりするのが凄いです。

安定感ではサムソノフのほうが一枚上手かもしれませんが、相手に与えるプレッシャーという点ではこちらのほうが上でしょう。

好調だったヨーロッパ選手権で負傷、ドーピング疑惑による試合出場停止・・・とこの1月ほど苦しい時期だったオフチャロフですが、元気なプレーで復活したのは何よりです。

European Supercup 2010
Dimitrij Ovtcharov (GER) vs. Vladimir Samsonov (BLR)


オフチャロフvsシバエフ

11月はじめに行われた、ヨーロッパスーパーカップ。決勝戦・オフチャロフvsシバエフの動画です。

シバエフ、この間ワン・シに大逆転負けをくらってしまったロシアの若手選手ですが、両ハンドの威力あるドライブ、凄いです。特にバックドライブ・・・エグイの打ちます。

準決勝でドイツのズュースに打ち勝っていますが、ラリー戦に滅法強いようです。予選リーグではシュラガーとバウムにストレート勝ちして1位抜けしていますから、これはかなりのものですね。今後ロシアのエースになるかもしれません。

方やオフチャロフ、万全の調子ではないようですが、準決勝でサムソノフを沈めての優勝。ドーピング疑惑で心理的にもつらい時期だったのではと思いますが、アウェーで地元選手(シバエフ)を沈めての優勝はお見事です。最後のゲーム、気合が凄いですね。

European Supercup 2010
Dimitrij Ovtcharov (GER) vs. Alexander Shibaev (RUS)


荘智淵vs張継科

ワールドカップ2010、男子シングルス予選リーグ・荘智淵vs張継科の動画です。

荘智淵・・・この間のハンガリーオープン決勝で水谷隼と壮絶な打ち合いをしたのは記憶に新しいところですが、好調を維持しているようです。

張継科の超絶前陣ドライブに全く押されることなく、前~中陣で打ち合っています。ドライブの「引き合い」ではなく、まさに「打ち合い」ですね。

下がらずに打ち返してくるので、張継科もなかなかペースがつかめない様子。このところ敵なし状態だった張継科を、見事4-2で沈めました。

荘智淵、本戦1回戦でも、ボル様あいてにフルゲームまで迫っています。ここ数年あまりパっとしなかった荘智淵ですが、最近のプレーのキレは凄いですね。

2010 World Cup, Group Match
Chuang Chih-Yuan (TPE) vs. Zhang Jike (CHN)


郭躍vs武楊

オーストリアオープン女子シングルス決勝、郭躍vs武楊の動画です。

現世界ジュニアチャンピオンの武楊。今シーズンの超級リーグでも大活躍していますが、広い守備範囲と変化の大きなカット、鬼強いです。これで後~中陣から前に詰める動きが鋭くなれば、手がつけられない強さを発揮するような気がします。

が、郭躍。力でグイグイ押していくカット打ち、男子選手のようですね。浅いループドライブで攻め、甘いリターンをスマッシュやスピードドライブでさらに攻める・・・カット打ちに相当の自信があるのでしょう。

第1ゲームは3点、第3ゲームは2点、第5ゲームは5点で郭躍がとっています。2ゲームを取られたものの、ここまで武楊のカットを打ち込める選手は(中国以外の国には・・・)いないでしょう。恐ろしい・・・。

元世界チャンピオンの鬼のカット打ち、堪能してください。

Austrian Open'10, Women's Singles Final
Guo Yue (CHN) vs Wu Yang (CHN)



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